ニュース 「OGウォーゴッド」が「Marvel Snap」に参戦

「OGウォーゴッド」が「Marvel Snap」に参戦

by Peyton Sep 24,2025

マーベルコミックのアレスとセントリー

戦争の神が地球に降臨し、メタ支配から外れた長く忘れられた戦闘アーキタイプの復活と支配を求める。しかし、この神話上の軍事指導者がどのようにコミックの世界観に組み込まれたのか?

「シークレット・インベージョン」の事件後、ノーマン・オズボーンがトニー・スタークの後を継いでアベンジャーズのリーダーとなった際、オリジナルメンバーはほとんど残らなかった──しかし意外なことに、アレスとセントリーだけは残留した。セントリーの参加は彼の精神的不安定さに起因するが、なぜ「アベンジャー」であるはずのアレスが、これほど明白な悪役と協力することに?

忠誠より戦争を選ぶ

アレスの忠誠はヒーローやヴィランに向けられるものではない──それは紛争そのものに向けられている。この性質はマーベルコミックのキャラクター像と完全に一致し、『マーベルスナップ』のカード設計にも見事に反映されている。好戦的な神は戦場で最も輝き、弱き敵を軽蔑しながら、最強の戦士たちだけを従える。

最適なカードシナジー

ブルズアイの「スウォーム」コンボやウィッカンの「ムーンストーン」連携とは異なり、アレスはより特化したデッキ構築を必要とする。この軍事指導者は高パワーユニット主体のデッキで真価を発揮する。特に有望なコンビネーションとして、グランドマスターやオーディンで「オン・リーブル」能力を複数回発動させると、基本能力4/12が最適プレイ時には驚異の6/21に成長する。

グランドマスターとオーディンのシナジー

アレスはシャンチーなどの脅威を嘲笑するが、コスモやアーマーによる戦略的な保護は戦場持続力のために不可欠──彼が「劣った」防護を軽蔑することを考えれば皮肉なことだ。

アーマーとコスモの防御

パワーのパラドックス

アレスの素の4/12ステータスは印象的だが、現在のメタで主流のデスやガラクタのようなユニットと比べると見劣りする。コントロールデッキの台頭はさらに状況を複雑にし、特に柔軟性の高いアーキタイプと比べると、成功のためには極めて特化した構築が必要となる。

スルトルアーキタイプがこの苦戦を如実に示しており、ハイレベルプレイでの勝率は51.5%に留まり、キューブ獲得率も低い。ミルシナリオでアレスが最大ポテンシャルを発揮できたとしても、他の勝利条件の方が信頼性が高いケースが多い。

スルトルデッキの性能

代替戦略

アレスの真の価値は情報戦にあるかもしれない。予測可能なパワースパイクを利用し、アリオスやマンシングとの組み合わせで計算されたブラフや戦略的撹乱が可能だ。これは彼を単なる攻撃要員から、戦況を支配する心理的兵器へと昇華させる。

ミルアレス戦略

結論

現在のメタにおいて、アレスはハイリスクで状況依存的な選択肢と言える。潜在的なパワー上限は高いものの、要求されるデッキ制約や普遍的なカウンターの存在から、汎用性の高い選択肢と比べて採用が難しい。多くのプレイヤーにとって、戦争の神は主力カードというより知識ツールとして有用だろう──勝利をもたらさない場合でも、パワー管理と戦術的賭けについての貴重な教訓を提供してくれる。

コンボ・ギャラクタスの例